LinuxでSDDを利用する。

Crucial m4 CT128M4SSD2を購入して、openSUSE11.4を入れました。
なお、M/BがSATA2までしか対応していないため、理論値の最速は300MB/sになります。
SATA3も魅力的だなw

SSDに適したLinux環境にするために、以下の設定をしました。

AHCIを有効

11.4では標準で対応していたため、BIOSAHCIを有効にして起動するだけだった。
hdparm -t /dev/sda を3回入力して速度計測した。
変更前( 55.01MB/s) → AHCI有効後(222.16MB/s)

Trimコマンド有効

購入したSSDは、Trimコマンドに対応している。11.4は、ディスクフォーマットがext4かbtrfsなら使用可能。

設定方法は、『/etc/fstab』のSSDのオプションにdiscardを追加する。

/dev/sda / ext4 acl,user_xattr,noatime,discard 1 1

ディスク書込みを軽減する

SSDは、書き込める回数がHDDに比べて極端に少ない。
書き込みが頻繁に発生すると、SSDの寿命が早まってしまう。
Linuxでは、読込み時にアクセスタイムを記録する。これを抑制することで書き込み数回を軽減し、SSDの寿命を延ばす。

設定方法は、『/etc/fstab』のSSDのオプションにnoatimeを追加する。

/dev/disk/by-id/ata-M4-CT128M4SSD2_0000000011260312CE4F-part7 / ext4 acl,user_xattr,noatime,discard 1 1

SWAPを使用しない

最近のPCは、メインメモリが大きいため、ディスクにスワップさせる必要が少ない。
また、SSDスワップして書き出すと寿命が縮んでしまう。
そのため、実メモリを使い切るまで、スワップ領域を使わないように抑制する。

設定方法は、『/etc/sysctl.conf』に下記を追記する。

vm.swappiness = 0

まとめ

上記の方法で、SSDの高速化と寿命を延ばすことが出来たはず。
最終的なSSDの速度は、245.89MB/sになった。
ちなみに、windowsXPでは、276.3MB/sになった。
Linux側のドライバは、Windowsと比較すると低速だと感じた。